来週の日経平均予想(2020/3/15)

今週の日経平均は引き続き新型肺炎の影響により先週終値よりも3,048.7ポイントの大幅下落となりました。繰り返しになりますが、東京市場に意思はなく、NY市場がどうなるかだけです。NYダウは激しい上下運動を繰り返し、金曜日にトランプ大統領による国家非常事態宣言とウイルス対策に5兆円を費やすと表明し、大幅に上昇しました。翌日の日本時間に意味のない会見がありましたが、最初から何も期待していないので、なんの影響もありません。それよりも、イタリアで死者が急増し、スペインが国内の移動制限を実施、フランスも感染者が増加しEU圏がパンデミックに陥ってしまいました。合わせて米国がEUからの渡航制限を発表し、G7加盟国で米国に入国できるのは日本とカナダのみとなりました。今週のビックイベントはなんといっても、FRBの政策金利発表です。更に利下げするが織り込まれてきており、現状の1.00%~1.25%をどこまで下げてくるかです。直近の経済指標を見る限り、悪い指標は出ておらず、本当に意味があるのか疑問です。今週も下げ基調は変わらず、60週線を試す展開と予想し、NYダウは21,900~22,100とし、日経平均は16,900~17,100と予想します。

日米のマネーストックとマネタリーベースをグラフ化してみた(~2019/12)

マネーストックを掘り下げてみようと思います。今回はデータの取得がしやすかった日米に絞って分析しようと思います。 マネーストックは流通している通貨量になります。 マネタリーベースは中央銀行が市場に供給している通貨量です。米国はリーマンショック以降マネタリーベースを増やし、2014年以降は徐々に減らしています。日本はかなり後発で、2013年以降現在に至るまで増やし続けています。国債の買いオペや日銀砲によるものです。マネタリーベースと比較し、マネーストックが何倍なのかが貨幣乗数になります。米国は2014年貨幣乗数が上昇に転じたため、マネタリーベースを減らしているのがわかります。日本はマネタリーベースを増やし続けていますが、貨幣乗数が反転していません。効果があまり出ていなことになります。米国は昨年夏よりマネタリーベースを増やしています。今年の夏まで続けるようです。日本はマイナス金利のため、今以上の国債の買いオペは他金融機関への負担が大きくなりすぎるため、3月より日銀砲の購入額を713億円から1,012億円に増額しました。日銀が出来る金融緩和は限界まできています。

主要国のマネーストック(M3)をグラフ化してみた(~2019/12)

主要国のマネーストック(M3)を第一次安倍政権からの推移をグラフ化してみました。その経済圏で流通している通貨量になります。ネットの情報ではじめてこれを知った時衝撃でした。日本は米国や欧州と比べるとGDPも人口もかなり少ないのですが、ほぼ同程度の通貨が流通していました。日銀の量的緩和というのはマネーストックを増やすための行動です。マネーストックが増えれば通貨の価値は下がり、物価は上がります。米国のFRBは昨年かなりの量的緩和を実施しました。グラフでも確認できます。個人や民間企業がもっとお金を借りやすい環境を作らないと、目論見どおりにはなりそうにありませんね。