米国債金利が史上最安値更新中(2020/3/6)

今週は世界的な金融市場の暴落相場になりました。新型肺炎が想像以上に世界に拡散され、死者も急増しています。一番の懸念は、感染を恐れるあまりの移動制限による消費の悪化影響、経済停滞は避けられなくなりそうです。私が一番注目しているのは、米国債の金利です。米国の強さは経済の強さと金利の高さにありました。経済の強さは言わずもがな金利も重要です。金利が高いと通貨の強さに影響します。トランプ大統領は通貨高を嫌っていましたが、輸入時に国外から安く仕入れられ、輸出時は不利になるものの、国内経済の強さにより内需で米国経済は絶好調でした。グラフはInvesting.comさんよりお借りした、米国債の10年債金利のチャートです。過去50年間で最低を記録しています。先日お伝えした逆イールド発生時でも1.5%台を推移していました。国債金利は、国債を1年間保有した際に受け取る金利です。現在は0.739%分もらえます。金融資産の利回りで考えるとかなり低いです。その状態でも国債を買うということは、他の金融資産を信用していないと言うことになります。またドルの価値が下がることにより他の通貨の価値が高くなります。そのため、現在の円高が発生しています。円高になると、外国人投資家が日本株の価値の低下を嫌って保有を避けます。正直打つ手が無いです。ウイルスの消滅を期待するしかありません。

今年の日経平均予想(2020年版)

昨年の日経平均の日足チャートです。年初のフラッシュ・クラッシュにより大幅に下げましたが、為替の上昇に伴い、5月まで株高となりました。このあたりから米中貿易摩擦の悪影響が出始め、6,8月と安値を付けたのち、米国の利下げにより年末まで高値をつける展開となりました。主要企業の中間決算は軒並み前年割れしており、かなり割高な状態になっています。特に半導体関連は5Gに期待しすぎだと思います。5Gは規格が定まらないのと、設備投資に非常にコストが掛かるため世界的な普及はかなり時間が掛かると見ています。全く予想外だったのですが、米国がイランに対し空爆を行いました。イランは米国の経済制裁と極度な通貨安に見舞われており、反米感情が高まっています。専門家は既に開戦状態と見ているようです。4月までは、日本企業のドル決済売りが発生しドル安円高になりやすく、105円を割る展開があると見ています。円高により来期の業績も下目線とし、今年の日経平均予想ですが、18000~20000のレンジと予想します。願望かなり入っています。

超円高相場に備えましょう

現在米国債の逆イールドカーブが発生しています。また金先物が暴騰中です。上のグラフは左がドル円の月足、右が金先物の月足になります。実は相関していて、金先物が上がるのはドルが売られているを意味します。当然円高になります。金先物は既にドル円が100円を割れた時と同水準まで値上がりしています。民主党政権は全く評価しませんが、80円台を記録したのは、日銀の金融引き締めと東日本大震災が大きな要因です。10月に消費税増税がありますが、これをトリガーに超円高になる可能性は十分あると思います。年内103円予想だったのですが、100円割れに修正します。安倍政権も全く評価してませんが、金融緩和のみ評価しています。日銀が105円をトリガーにさらなる金融緩和と言っていますが、いったいなにができるんでしょうか。国債大量発行し日銀に買うができれば・・・結局形だけの金融緩和。恐らく無理でしょう。