日米のマネーストックとマネタリーベースをグラフ化してみた(~2020/6)

半年ぶりにグラフを更新してみました。前回為替を110円/ドルとしていましたが、107.5円/ドルに修正しました。半年間で日銀は30兆円、FRBは170兆円の資産増加を行っています。FRBがしたたかなのは日銀の金融緩和量を確認した上で6月は15兆円の資産を減らし日米のマネタリーベースが同程度になっています。日銀は3ヶ月間で3兆円の資産を減らしていましたが、4月から毎月10兆円規模の資産増加を行っています。貨幣乗数は相変わらず2倍台と低迷しています。マネーストックは日本が60兆円、米国は330兆円増加しています。この状況で何故円高にならないのか疑問でしかありません。日銀砲もマイナス金利もインフレ効果はあまり無かったという結論づけて良いのではないでしょうか。

日米のマネーストックとマネタリーベースをグラフ化してみた(~2019/12)

マネーストックを掘り下げてみようと思います。今回はデータの取得がしやすかった日米に絞って分析しようと思います。 マネーストックは流通している通貨量になります。 マネタリーベースは中央銀行が市場に供給している通貨量です。米国はリーマンショック以降マネタリーベースを増やし、2014年以降は徐々に減らしています。日本はかなり後発で、2013年以降現在に至るまで増やし続けています。国債の買いオペや日銀砲によるものです。マネタリーベースと比較し、マネーストックが何倍なのかが貨幣乗数になります。米国は2014年貨幣乗数が上昇に転じたため、マネタリーベースを減らしているのがわかります。日本はマネタリーベースを増やし続けていますが、貨幣乗数が反転していません。効果があまり出ていなことになります。米国は昨年夏よりマネタリーベースを増やしています。今年の夏まで続けるようです。日本はマイナス金利のため、今以上の国債の買いオペは他金融機関への負担が大きくなりすぎるため、3月より日銀砲の購入額を713億円から1,012億円に増額しました。日銀が出来る金融緩和は限界まできています。